夜勤を極力省人化したいとお考えの成形業者様へ
目次
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省人化と省力化
省人化及び省力化は、多くの製造業において業務効率化の手段として活用されています。
省人化は人による作業工程を機械導入で代替することで人員を削減し、より付加価値の高い作業工程へ人員をシフトすることを指します。人による作業を見直して無駄を省き業務効率を高めることが省人化のねらいです。
夜勤対応への課題
射出成形加工の現場において24時間稼働は当たり前となっており、特に夜勤においてはさまざまな課題があります。
背景
労働力人口の減少、作業者の高齢化、若年労働者の製造業離れ等
課題 1
人材を募集しても人材を確保できない、採用してもすぐにやめてしまう、夜間勤務を受け入れてくれる人がいない等、夜勤対応の労働力の確保が難しく、「今のままでは24時間操業を継続することが出来なくなる」といった課題を抱えておられます。
課題 2
また、現場作業者の高齢化や熟練者の減少は、無理が利かない、作業者のムラにより業務効率が低下すると言った課題も抱えているのではないでしょうか。
夜勤の省人化についてのご相談も増えています
弊社へ頂きましたお客様からの問い合わせで「プラスチック成形業者ですが、自動化による省人化で夜勤を極力省人化したいと考えております。ついては過去に導入された実績事例など具体的な内容を教えて頂ければ幸いです」と言った相談が最近増えています。
射出成形で考えられる省人化・省力化
段取り作業の省人化・省力化
射出成形における段取り作業は「金型の交換」「材料の交換」「周辺機器の設定・起動・停止」「成形条件の変更」など多岐に及びます。
一部のお客様においては、金型の自動交換をされていますが、多くの成形加工業者様では人の手に依存されているのが現状かと思います。
周辺機器の設定・起動・停止や成形条件の変更についても、一部では条件の自動読み出しや、タイマーによる起動設定は行われているものの、これらの作業の多くは人の手に依存されているのが現状かと思います。
製品検査の省人化・省力化
成形された製品の外観や寸法、色調の検査の多くは人の手により行われています。
最近では、カメラ検査による製品品質の良否を自動化することで、省人化・省力化を実現されているお客様も見かけますが、多品種少量生産により実現できず、人の手に依存されている成形加工業者様を多く見かけます。
箱詰め作業の省人化・省力化
射出成形により生産された製品は、指定された箱へ詰める作業を必要とします。
多くの成形加工業者様では、製品落下による傷の防止と、一人の作業者の作業リードタイムを確保するため、製品取り出しロボットとベルトコンベアーを使用し、省力化を行われています。
箱詰め作業も作業者一人が受け持つ成形機台数の増加により、取り出しロボットとコンベアーの併用による省力化には限界があります。
梱包作業の省人化・省力化
成形機から取り出された製品は箱詰めされる製品もありますが、微細な機能部品などの多くは指定された個数を指定の袋に詰める作業を行うケースもあります。
微細製品は決められた個数を数えた後に指定の袋に詰め、指定の伝票を添付した後、次の工程へ送られます。これらの一連の作業は、パート社員の方などによる人手に依存していることが多く、省人化・省力化できずにいる作業であると言えます。
特に夜勤者が行う作業 箱詰め・梱包
日勤に比べて多くの作業者を割くのが難しい夜勤では段取り換えや製品検査まで人手を割くことが困難です。よって、夜勤の作業を連続成形と製品の箱詰め作業に絞り込んで生産されている成形加工業者様は多いのではないでしょうか。
夜勤者の作業を省人化・省力化に有効な機器
夜勤者の作業を省人化・省力化するための自動化機器として、製品自動ストック装置と製品自動包装機は有効な手段です。
夜間の省人化機器導入で事前に確認しておきたいこと
「とにかく24時間無人運転をしたい」「朝まで無人で成形機を動かしたい」などのお客様の要望をよくお聞きします。
この様な要望を実現するには、夜間の省人化機器を導入する前に、以下の項目について確認をしておくことをお勧めします。
確認のポイント
- 対象製品の品目数と対象製品の成型する期間
- 対象製品の成形サイクル
- 1ショット当りの製品取り数
- 対象製品を箱詰めする箱の選定と一箱当りの製品投入可能数
- 重ねることが出来る製品かどうか
これらを基に、希望無人運転時間から必要となる設備の占有面積をあらかじめ計算し、夜間の省人化機器を物理的に導入することが可能か検討しておくことをお勧めします。
条件によっては、希望無人運転時間を実現できなかったり、今の工場レイアウトに収まらず工場全体のレイアウトから見直しが必要になる等の課題が後から出てきてしまうことがあります。
最適解の工場レイアウトをトータルでご提案いたします
プラスチック射出成形に必要な「成形品取出ロボット」と「周辺自動化機器」の全てを生産している企業はハーモが国内唯一です。
射出成形ラインの自動化・省人化、生産性、不良対策、安定品質など多岐にわたるお客様の課題に対して、最適解の工場レイアウトをトータルでご提案いたします。
詳しくは下記をご覧ください
射出成形工場のレイアウト・スマートファクトリー化についてご相談ください。
ハーモの省人化・省力化設備の特徴
ハーモのストッカーの特徴
柔軟な仕様変更が可能
既にお客様が使用されているコンテナに併せ、柔軟に仕様変更が可能です。このため、新たにコンテナを購入する必要がなく、初期投資を抑えられます。社内のコンテナ管理も容易です。
コンテナへ中敷を供給
直接重ねることの出来ない製品や、梱包形態が指定された製品にも対応し、コンテナへ中敷を供給できます。
パレタイズ専用ロボットと連動
製品取り出しロボットから直接箱詰めが不可能な製品に対応し、パレタイズ専用ロボットを組み込んで連動させる仕様も可能です。
AGV(無人搬送車)との連動
製品がストックされた箱を自動で搬送するAGV(無人搬送車)との連動も可能です。
高速箱換えサイクル対応
成形サイクルが早く、高速箱換えサイクル対応機種も取り揃えています。
長時間ストック対応
長時間ストック対応の特殊仕様も取り揃えております。
インサートワーク供給の対応
自動インサート成形のインサートワーク供給機としても使用可能です。
自動車部品のL・R対応
自動車部品のL・Rに対応した仕様のストッカーも取り揃えております。
特殊カスタム品の対応
その他、特殊カスタム品の対応も受け付けております。
ハーモのストッカー製品の資料ダウンロード
ハーモの包装機の特徴
個数の確認が不要
取り出しロボットとの連動により製品個数確認をせずに袋詰めが可能です。
オフラインでの自動包装
パーツフィーダーとの連動によりオフラインでの自動包装も可能です。
自動印字やQRコードの印刷も可能
「製品名」「製造日時」「数量」の自動印字やQRコードの印刷も可能で、製品のトレースが可能です。
正確な水分注入
ナイロン樹脂製品の袋詰め保存に必要な正確な水分注入が可能です。
コンタミ対策も万全
製品投入時のみ袋が開き、製品投入直後のシール貼りをします。コンタミ対策も万全です。
袋にはミシン目
袋にはミシン目を施してあり、スムースに開封できます。
省スペース
無駄な設置スペースを取りません。