生産性向上が大きな課題である射出成形ビジネスにおいて、射出成形品の取り出し工程は重要なポイントです。1ショットのサイクルタイムの短縮で生産性は大きく変わります。
射出成形の周辺機器の総合メーカーであるハーモだからこそ、自動取り出し機に関する様々なお客様ニーズや課題に向き合ってきました。
このページでは射出成形の自動化についてよくいただく質問をまとめました。ぜひ皆様の生産性に向上にお役立てください。
取り出し機のダウンロード資料
課題解決や社内での情報共有にご活用ください。


このページの目次
射出成形の取り出し機に関する回答
Q1 成形品の「良品」「要検査品」「不良品」を自動取り出し機で仕分けるられますか?
はい。可能です
株式会社ハーモの「トータルリンク」を活用することで「良品」「要検査品」「不良品」の自動仕分けが可能です。
自動仕分けにおけるハーモの独自技術
- 成形機から異常信号が届いたら、取り出し機は粉砕機などに不良品を排出
- リンクしている周辺機器の異常を感知して良品開放位置とは違う位置に不良品を搬出
これができるのはハーモだけです。
さらに、不良かもしれない/そうでないかもしれないの「要検査品」を判別し、指定の置き場に自動排出することが可能です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
動画で見る|取り出しロボットと成形周辺機器のトータルリンクによる「良品」「不良品」の自動仕分け
Q2 射出成形の自動ゲートカットでのポイントを教えてください。
射出成形の自動化課題の一つにゲートカットの自動化があります。
射出成形の自動ゲートカットはニッパ装置組み込みで自動化を検討しましょう。
ゲートカットの自動化で大切なこと
- ゲートカット部分のカット精度
- 次サイクルに間に合うスピード性能
- 同じ公差でカットする再現性
手作業で成形品のゲートカットをしている場合は、取り出しロボットにニッパ装置を組み込んで自動化をお薦めします。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
射出成形の自動ゲートカットの方法と種類
Q3 射出成形機の段取り替えする度に、取出し機の調整に時間がかかって困っています。
作業者が成形機に上って工具を使って調整をするのでは時間もかかり、作業者の安全確保にも不安があります。特に、多品種少量生産の場合には段取り替えの回数も多くなってしまいます
ハーモでは作業者の手元でカンタンに調整が可能な取出しロボットを開発しています。ハーモの2軸サーボ駆動の首振り取出し機で段取り時間の短縮と作業者の安全確保に貢献します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
手元でカンタン段取り替え。成形機に上らず作業者の安全を確保
Q4 取り出し機を増やしたいが、置く場所が足りなくて困っています。
射出成形の現場において、省スペース化は重要なテーマです。
取り出し機においては、横走行タイプロボットを、縦走行タイプロボットにすることで「面積生産性」が大きく向上します
横走行タイプから縦走行タイプへの変更するメリット
- 射出成形機間の配置間隔を約2/3まで狭くすることが可能
- それにより、工場に配置する取り出し機の台数を増やすことが可能
- さらに、検査やゲートカット、梱包のスペースも集約可能
- また、既存の首ふりタイプロボットを載せ換える際も、縦トラバースロボットなら成形機を移動させる必要がない
詳しくはこちらの記事をご覧ください
射出成形での面積生産性向上・省スペースを実現する縦走行ロボット
Q5 射出成形機の金型の上に装置があって取り出し機が取付けできず困っています。
「通常の方法では取り出し機を搭載できない」
そんな場合の操作方法、取付け方法をご紹介します
- 型開き完了で型内に進入する
- 反操作側に自立するスタンドアローンタイプの取り出し装置を使う
- 台プレートから型外にオフセットした位置になる様に取り出し機を取り付ける
詳しくはこちらの記事をご覧ください
問題:射出成形機の金型の上に装置があってロボットが取付けできない。最適な取出方法とは?
Q6 ハーモの取り出し機のラインナップを教えてください。
株式会社ハーモの取り出し機のラインナップ
- トラバースタイプ サーボモータ駆動 取り出し機
- エア駆動 取り出し機
- スイングタイプ取り出し機
- 2軸サーボ駆動スイングタイプ 取り出し機
- 小型成形機用ランナ取り出し機
- 竪型射出成形機用取り出し機
- 精密射出成形品取り出し機
- 竪型射出成形機用サーボ駆動取り出し機
詳しくはこちらの記事をご覧ください
ハーモの取り出しロボット|射出成形の自動取り出しで生産性向上
ハーモの取り出し機について
射出成形品の取り出し工程は取り出しタイムを短縮することで、1ショットのサイクルタイムが大きく変わります。生産性の向上に取出機の導入・有効活用は欠かせません。
ハーモでは射出成形のサイクルタイムや段取り時間の短縮、耐久性やメンテナンス性にも着目し、取り出し機を開発しています。

ハーモの取り出し機について詳しくはこちらをご覧ください。
ハーモの取り出しロボット|射出成形の自動取り出しで生産性向上
高速竪型射出成形機に対応するスプルランナー取り出し機『VHⅡ』
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正確かつ高速。フープ成形のランナー取り出しに最適
スプルランナー取り出し機『VHⅡ』の特徴
- 取出しタイム 0.58秒(当社測定基準による)
- 高い停止精度と制振性能 剛性 3.2倍(当社比)
- 製品取り出し揺れ幅 66%減少(当社比)
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
高速竪型射出成形機に対応するスプルランナー取り出しロボット『VHⅡ』
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こんな課題をお持ちの企業様におすすめの資料です。
- 射出成形品の取出しタイムを短縮したい
- 段取りを効率化したい
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