チャイナプラス2024レポート

コロナ禍以降の中国

コロナ禍から4年が経過し、前回のチャイナプラスはコロナ禍で中止となりましたが、チャイナプラス2024 は4月23日から26日まで中国上海にて開催されました。

中国上海に降り立ちまず感じたのは日本車の減少です。国策で推進されているEVの多さに驚きを感じました。年間3000万台といわれる中国の自動車市場の変化は自動車メーカーに大きなインパクトを与えていると言えそうです。
また、空港で日本円1万円を両替すると、かつては500～600元程度であったと思いますが、なんと両替手数料を差し引いて手元には372元しか残らず、日本円の安さを痛感しました。

チャイナプラスの状況

昨年開催されました『日本プラスチックゴム見本市』（通称IPF）は5日間開催にて4万数千人の来場規模となりましたが、チャイナプラスは4日間開催で32万人を超える来場規模でした。経済成長率は減速しているとの報道はありますが、経済全体のパイの大きさに比例して、桁違の来場客数に驚かされました。

出展メーカーは射出成形はもとより真空成型・押し出し成型・ブロー成型・金型・材料に関わる世界各国からのメーカー含め4420社が出展。日本の展示会では見ることができない技術や機械を見られるためか、IPFに比べ欧米・中東・インド等の海外から多くの来場客を見かけ、中国市場をターゲットとした海外メーカーと共に、中国で調達し自国で販売を目的とする海外のお客様も多く感じました。

昨年減速を感じた中国市場ですが、展示会期間中の情報で中国大手成形機メーカーは4月以降在庫を増やす計画との情報もあり、下期の中国市場に期待したいところです。

また、日本の主たる機械メーカーも出展されて、日本の技術を発信しておりましたが、中国メーカーも次第に実力を付けてきており、日本メーカーとしてはさらなるイノベーションによる優位性を確保し、お客様へ価値を提供し続ける必要性を感じるところです。

当社の中国市場での拠点展開

ハーモでは1990年代に香港を足がかりに中国へ進出し、現在は製造拠点として蘇州工場を構えました。営業拠点としては、上海・蘇州・大連・天津・厦門・武漢・シンセンの出先からお客様へ迅速な販売・アフターメンテナンスの対応をさせて頂いております。

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