成形品の袋詰め作業 、いつまで手作業を続けますか?
製造業、特に射出成形業界では成形後のプラスチック製品を「袋詰め」「封緘(ふうかん)」「数量管理」する作業があります。いまだに多くの工場ではこの工程を手作業で行っています。
袋詰めの作業工程
この流れが標準的ですが、これには多くのリスクと非効率が潜んでいます。
課題1. 人手不足で作業が回らない
現在、製造業全体が深刻な人手不足に直面しています。
射出成形の現場でも例外ではありません。
- 新規の人材が集まらない
- ベテラン作業者が高齢化で引退
- 単純作業に人員を割けない
これらの課題は年々深刻化しており、「人手が足りずに納期に遅れが出る」という事例も発生しています。人の手でしかできない袋詰め作業が工場のボトルネックになっているケースも多く見られます。
課題2. 作業のバラつきとトレース不能
人の手で行う作業はどうしても精度や安定性に限界があります。
- 数え間違いによる数量ミス
- 封緘不良によるクレーム
- 出荷日時・ロットの記録が曖昧
こうした問題は品質クレームや納品トラブルの原因となり、取引先の信頼を損ねかねません。特にトレーサビリティ(追跡可能性)が求められる時代において手作業ベースでは限界があるのです。
袋詰めに関する解決策
自動包装機 + ポリエチレン包装資材の導入で現場が変わる!
前述の課題を解決する方法として今注目されているのが自動包装機の導入です。
株式会社ハーモでは『自動包装機LMシリーズ』をご用意しています。
自動包装機の導入で従来の手作業が不要になり、作業の自動化と効率化を一気に進めることが可能になります。.png?width=1280&height=670&name=%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%7C%E8%87%AA%E5%8B%95%E5%8C%85%E8%A3%85%E6%A9%9F%7CLM%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%7Cogp%20(1).png)
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製袋しながら包装する自動包装機 LMシリーズ
ハーモのLMシリーズは包装資材にチューブ状のポリエチレンフィルム(LDPE)を使って、 製袋しながら包装するチューブフィルム自動包装機です。
- チューブ方式のため静電気により付着したホコリが入らず、清潔に包装できます
- プリンタ付きならトレサビリティ対応のQRコードもチューブに直接印刷可能
- 小型の工業部品やコネクタなどをまとめて自動包装できます
自動包装機の主な機能
- ポリエチレンフィルムを熱で接着して袋を形成
- 製品を自動で投入・封緘・カット
- プリンター搭載で印字対応(日時・ロット・数量など)
小型部品もまとめて自動で包装

小型の工業部品やコネクタなどをまとめて包装可能です。
自動包装機 LMシリーズの詳細
|
袋寸法(mm) 幅/長/厚 |
機械寸法(mm) 幅/長/厚 |
包装能力 (空包装時) |
機械重量 (kg) |
LMT-200(P) |
100~200 100~250 0.045~0.08 |
643 890 1265 |
12袋 Max/ 分 |
90 |
LMT-300(P) |
200~300 200~550 0.045~0.08 |
605 740 811 |
6袋 Max/ 分 |
150 |
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自動包装機の導入メリット
1. 人件費の削減・省人化
袋詰め・封緘作業に関わる人手を大幅に削減でき、1人で複数ラインを監視できる体制も可能に。
2. 生産スピードと品質の安定化
手作業によるばらつきがなくなり、正確かつスピーディに包装が可能。数量ミスや不良率も大幅低減。
3. トレーサビリティの確保
プリンター付き包装機なら袋に「製品名」「数量」「包装日時」「ロット番号」などを印字可能。出荷後の管理や顧客対応もスムーズに。
射出成形品の袋詰めでこんなお悩みはありませんか?
- 作業者が袋詰めに掛かりきりになってしまう
- 射出成形品を袋詰めする際の数量カウントの精度を上げたい
- 成形品の製品種別とロットを管理したい
ハーモの「自動包装機」で解決できます
- 自動で梱包数量をカウントできる
- 樹脂成形品投入用のリフターを設置し、高所にある投入ホッパーにも対応
- 樹脂成形品1万個の包装が40秒で可能に
- 成形品のトレーサビリティを取るため、QRコード印刷対応のプリンタ付き仕様
なぜ今、自動包装機の導入が必要なのか?
- 人手不足は今後も続く見込み
- トレーサビリティ義務化の流れ
- 競合との差別化に直結する
これまで「人の手で十分できていた」包装作業が射出成形業界では今や生産性と信頼性のネックになりつつあります。
自動包装機の導入は単なる「コストカット」ではなく、企業の生産基盤を強化する戦略的な投資です。
射出成形と自動包装の融合が新たな製造スタンダードになる
射出成形業界における「ポリエチレン包装資材と自動包装機の組み合わせ」はその必要性が年々増していくでしょう。
今後、省力化・品質管理・トレーサビリティ対応を実現するためにもこの自動化の波に乗り遅れないことが重要です。
成形品の面倒な袋詰め作業は『自動包装機』で

ハーモでは材料搬送などの「周辺機器関連」「成形品取出ロボット」、ゲートカット等の「二次加工」、そして、こちらの自動包装機で「包装」して納品までをトータル的にサポートできるようになりました。
袋詰め作業の課題

- 袋詰め作業の人手が足りない、また時間がかかってしまう
- 袋詰めをする前工程でホコリが入ってしまう
- ふたをするのが面倒
- または個数を間違える
- いつ成形したものかわからない
ハーモの自動包装機なら解決できます
- 短時間で包装資材の交換が可能
- 包装資材の交換は簡単
- プリンタ付きの包装機があれば日付やロットナンバー、またはQRコードの印字で後追いが可能
- ロット不良の後追いに便利
包装資材、包装方法
カンガルータイプ

- 一枚一枚の面面は開封されていますが、裏面はミシン目で上下の袋とつながっており、それをくるくると紙管(しかん)に巻きつけた構造
- メリット あらかじめ幅や長さの決まった袋を決まった袋を一定量購入して包装するため、長期間同じものを量産して袋詰めするには最適
- デメリット 多品種・小ロットには不向き
チューブフィルムタイプ

- 筒状の包装資材をお好きな長さに設定し、下シールを行いカンガルー袋をつくる構造
- メリット 決められた範囲の中でお好きな袋の幅、長さに設定することができる
- 多品種・小ロットの生産におすすめ
- 静電気により付着したホコリが入らず、清潔に包装が可能
- シール部に製品を挟むことも少ない包装機のため、特に電子部品や精密部品の包装に最適
- 工程の途中でミシン目を入れため、次の工程はこのミシン目から切れば簡単に開封することが可能
- 今まではホッチキスや、セロハンテープを使い手作業でフタをしていましたが、自動でふたの熔着が可能となりました
包装前・後工程

- 数量カウントタイプ、重量センサータイプのカウンター機能
- パーツフィーダー
- カメラ検査機能
- 静電気除去
- 冷却機能
- 焼きなまし、成形品強度アップ・歪みとりなどのアニール処理機能
- 水滴をいれる、部品の割れ防止などの充てん技法
- パレタイズマシーン
- 製品とランナのつなぎ目を切り取るゲートカット機能
- 1ショット中の怪しいものを振り分けることができるキャビティ分け 等
ハーモの自動包装機を動画でご案内
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こんな方におすすめの資料です
- 包装工程を自動化したい
- 人手不足を解消したい
- ヒューマンエラーを無くしたい
- トレーサビリティを実現したい
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私たちハーモでは当社製品をご案内する前にまずは人手不足でお困りの企業様の現状を教えていただければと存じます。ご連絡をいただき次第、弊社担当者からご連絡さしあげ、課題をお聞きし、一緒に解決策を考えさせていただきます。