2025年10月28日(火)に開催したハーモウェブセミナー『歩留まりもサイクルタイムもここまで改善!粒断機の”本当の力”』の動画とセミナー内容を掲載いたします。ぜひご覧ください。
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ウェブセミナー内容
- 射出成形現場に共通する二大課題(不良とムダ)(1:59~)
 
- 粒断機を採用する「本当の理由」(7:02~)
 
- 均一な粒断材がもたらす革新的な効果(14:09~)
 
- リサイクルタイム短縮の実測データと導入事例(24:08~)
 
 
01. 射出成形現場に共通する二大課題(不良とムダ)
(セミナー動画はこちら 1:59~)
課題1 品質・歩留まりの不安定化(不良)
成形品質のバラつき
計量不安定が原因のショートショットやヒケの発生
 不良品の増加
歩留まりの低下
再生材の粉が多く、配管や成形機内で焦げ付き(ヤケ)が発生するリスク
 廃棄率の悪化
課題2 品サイクルタイムの不安定・長期化(ムダ)
計量時間のバラつき
樹脂供給のムラによるスクリュー後退時間の不安定化
 成形タクトの延伸、生産効率の低下
ホッパー内の詰まり
 ブリッジによる供給停止と、オペレーターによる手作業での復旧
 ライン停止と作業負荷の増加
これらの問題の多くは...再生材の粒度の”不均一性”が原因です。
さて、従来の「粉砕材」の限界とリスクにはどんなことがあるでしょうか?
粉砕材の課題
粒径の大きなバラつき
- 大粒・中粒・小粒が混在し、バージン材との混合性が悪い
 
「粉」の発生が多い
- 材料輸送時の配管詰まり、ホッパー内壁での固着、水分吸着のリスク増大
 
- 現場で発生する問題(計量ムラを引き起こす)
 
スクリューへの供給ムラ
- 不揃いな粒がスクリューに均一に供給されず、スクリューの戻りが不安定になる
 
樹脂の溶融ムラ
- 粒度差によりシリンダー内での溶融速度に差が生じ、計量バラつきが増幅される
 
 
02. 粒断機を採用する「本当の理由」
(セミナー動画はこちら 7:02~)
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粒断機導入の決定打は?
品質向上は当然。しかし稟議を通すには..
- 「粒の揃った良いリサイクル材」という定性的なメリットだけでは少し高価な粒断機の導入は難しい
 
- 稟議通過の壁  品質改善コストは明確な利益貢献として見えにくい
 
粒断機導入の本当の理由とは?
粒断機導入の本当の理由は “サイクルタイムの短縮”です
粒断機導入の決定打となるメリット
- 単なる品質改善ではない。定量的な生産性向上を実現
 
- 高い費用対効果を生み、設備投資の回収を早める
 
- 秘訣は成形機内の「計量時間のバラツキをなくし短縮する」
 
- ムダな時間を排除し、生産ラインの能力を最大限に引き出す
 
原料(ペレット・再生材)側での大事な条件
- 乾燥がしっかりできていること(水分ムラは溶融ムラ → 計量ムラの原因)
 
- ペレット・再生材の大きさや形が揃っていること
 
- ホッパーから安定して落ちてくること(ブリッジ防止)
 
ハーモの粒断機が果たす役割
 再生材をバージン材同等の粒度に整え、供給安定性を高めます
「粉砕材」と「粒断材」の比較

従来の粉砕機で処理した粉砕材(写真左)は細かい粉が多く見られ、また、細長い素材がそのままの大きさで排出されています。
一方、粒断材(写真右)は粒も揃って、バージン材に近い形状をしています。粒状に切断するので粉もほとんど発生しません。
その秘密はスイング・プレス・カット方式です
 
03. 均一な粒断材がもたらす革新的な効果
(セミナー動画はこちら 14:09~)
均一な粒断材による3つの効果
- 安定供給 ホッパーからスクリューへの充填量が一定になる
 
- 安定溶融 樹脂の溶け方(可塑化)が均一になる
 
- 安定計量 スクリューが安定し、計量バラツキが劇的に改善!
 
結果  計量時間が安定し、サイクルタイム短縮が可能に!

- 粒断機を多数ご購入いただいているお客様が再生材で成形を行い、他のメーカー3社の粉砕機と弊社の粒断機を客観的に比較していただいたグラフです
 
- 特に計量時間の安定性において、明らかに弊社が突出して優れていることがお分かりになるかと思います
 
- ハーモの粒度はバラツキが少なく、粉が少ないために計量時間も短く、かつ計量時間のバラツキも少ないことから、計量が安定して行われると言えます
 
 
04. リサイクルタイム短縮の実測データと導入事例
(セミナー動画はこちら 24:08~)
ハーモユーザーA社様の場合
A社様のお悩み
成形機計量動作・時間にバラつきがあり安定しない...
具体的なご相談内容
成形機の計量時間監視タイマーから外れエラーとなる(約5回/日)
- 通常サイクル:約12.5S、サイクル監視タイマー設定数値:19S
 
- エラー停止ごとの立ち上げ作業に手間が掛かる
 
- サイクルタイムが伸び思うような生産計画が立てられない
 
成形品情報
- 製品:コネクタハウジング
 
- 成形機トン数:100t(2024年設備最新型)
 
| 材料材質 | 
PET | 
| 製品重量 | 
3.68g | 
| ランナー重量 | 
7.91g | 
| ショット重量 | 
11.59g | 
| 製品取数  | 
8個 | 
| 1サイクル(他社粉砕機使用) | 
32秒 | 
| 稼働時間/日 | 
24時間 | 
| 稼働日数/月 | 
15日 | 
| 製品単価 | 
6.11円 | 
 
比較画像

 
サイクルタイム改善比較
他社粉砕機とハーモの粒断機の比較
|   | 
他社粉砕機 | 
 ハーモ粒断機 | 
| 計量時間(平均値) | 
12.5秒 | 
8.6秒 | 
| 計量サイクル監視 | 
19秒 | 
10秒 | 
| サイクル監視エラー(日) | 
5回 | 
0回 | 
| 1サイクル | 
32秒 | 
28.1秒 | 
| サイクル短縮 | 
ー | 
約3.9秒 | 
| 材料輸送不具合(目詰まり) | 
1回 | 
0回 | 
| ローダーフィルター清掃 | 
1日 | 
5日 | 
| 成形機周辺粉塵汚れ | 
有り | 
無し | 
 
 
粒断機を導入したA社様のメリット① (生産数/金額)
- 増産数/月 → 52,843個
 
- 売上増額/月 → 322,871円
 
|   | 
他社粉砕機 | 
 ハーモ粒断機 | 
| 取り数 | 
12.5秒 | 
8.6秒 | 
| 成形サイクル | 
19秒 | 
10秒 | 
| 1日の稼働時間 | 
5回 | 
0回 | 
| 1ヶ月の稼働日数 | 
32秒 | 
28.1秒 | 
| 生産時間の秒換算 | 
ー | 
約3.9秒 | 
| 1ヶ月(15日)生産個数 | 
1回 | 
0回 | 
| 製品単価 | 
1日 | 
5日 | 
成形機エラー停止時間(日) ※平均35分×15日 | 
有り | 
無し | 
 
粒断機を導入したA社様のメリット② (生産時間)
- 短縮できる時間/月 → 40時間38分
 
- ※生産予定数量を30万個とした場合の比較値となります
 
|   | 
他社粉砕機 | 
 ハーモ粒断機 | 
| 取り数 | 
8個 | 
8個 | 
| 成形サイクル | 
32.0秒 | 
28.1秒 | 
| 生産数量(生産予定数) | 
300,000個 | 
300,000個 | 
| 必要ショット数 | 
1,200,000秒 | 
1,053,750秒 | 
| 所要時間(秒) | 
1,264,500秒 | 
1,296,000秒 | 
| 所要時間(分) | 
20,000分 | 
17,563分 | 
| 所要時間(時間) | 
333時間20分 | 
292時間42分 | 
 
デモ機の無料貸出
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