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ハーモウェブセミナーレポート『金型は熱交換器!射出成形の金型温度調節機の選定の考え方 』2022/9/28開催

ハーモウェブセミナーレポート『金型は熱交換器!射出成形の金型温度調節機選定の考え方 』2022/9/28開催

2022年9月28日に開催したハーモウェブセミナー『金型は熱交換器!射出成形の金型温度調節機選定の考え方』の内容とYouTube動画を掲載いたします。ぜひご覧ください。

ウェブセミナー資料をダウンロードできます

金型は熱交換器-射出成形の金型温度調節機選定の考え方Part1|株式会社ハーモ|20220928セミナー用 (1)_page-0001

セミナーの資料をご用意いたしました。金型温度調節機の課題解決にダウンロードしてご活用ください。『金型温度調節機の選定』のダウンロード資料を見る

 


 

ウェブセミナー内容

 


 

一般的な金型温調機の選定基準

セミナー動画はこちら 2:03~

  • 成形機の型締めトン数を基準に機種選定する
  • 制御したい金型の温度範囲を基準に機種選定する
  • 金型温度調節機メーカーの推奨機種を選定する
  • 以前使用していた機種を選定する

 

今の金型温調機の選定は正しいですか?

セミナー動画はこちら 3:00~

金型温度調節機は熱交換器

成形品の品質を保つ際に求められること

金型温度調節機により下記の熱交換を実施することで、一定の温度範囲で金型を制御し、成形品の品質を保つ。

2つの熱交換
  • 単位時間当たり金型へ放出される樹脂熱量
  • 単位時間当たり金型から奪熱する熱量の熱交換

温度制御の範囲

一般に精密成形で2℃、汎用成形で5℃が適正範囲と言われてます。

温度制御に必要なこと
  • 事前に一定の温度を保ちながら、金型から奪熱する媒体の必要量を確認
  • 金型温度調節機の熱交換能力が必要量に見合っているかを確認

金型温度調節機は「金型を一定温度に保つための熱交換器」です。そのため、選定基準は「熱交換能力」を規準とすることが求められます。

 

熱交換能力から温調機の選定基準を考える

セミナー動画はこちら 4:20~

金型温調機の選定

  • 1時間当たりの成形品熱量から、冷却に必要な冷却水の重量を算出する(簡易的)
  • 「1時間当たりの成形品熱量」と「金型の冷却管の冷却熱量」を比較して算出する

金型の冷却能力が足りない場合の対策

  • 対策1 時間当たりの成形品熱量を減らす(成形サイクルを延ばす)
  • 対策2 金型冷却管内の面積を増やす
  • 対策3 冷却媒体流量を増やす
  • 対策4 冷媒平均温度を見直す
詳細な算出方法

詳細な算出方法は、資料をダウンロードしてご覧ください。『金型温度調節機の選定』のダウンロード資料を見る

 

媒体流量と温度変化を常に監視する必要性

セミナー動画はこちら 17:15~

金型熱交換の均衡を保つ重要性

成形不均衡な場合、ウェルドラインや転写不足、ヒケや寸法不良といった成形品の不良発生原因となります。このような成形品の不良を最小限に留め、成形品質を一定に保つためには、熱交換能力を一定に保つ必要があります。
中の金型へ「放熱される熱量」と「奪われる熱量」の乖離は、製品の品質に大きな影響を与えます。

媒体流量と温度変化は常に監視する

成形中の金型温度調節機の媒体流量と温度変化は常に監視することが望ましいと考えられます。
また、「金型メンテナンスの不備による水管内へのスケールの付着での流量変化」「温度設定の作業者ヒューマンエラーによる温度変化」など、成形現場においてなかなか気づきにくい要因による成形不良を未然に防ぐことも考えておく必要があります。

成形不良の原因としてよく聞く「気づかなかった」ケース

成形不良気付かないケース (1)

  • 金型温度調節機の起動忘れのミスに気付かず成形を開始
  • ヒューマンエラーによる金型温度調節機の温度設定ミスに気付かず成形を開始
  • 金型スケールによる媒体流量不足に気付かず成形を開始(または継続)
  • 落雷の瞬時停電による金型温度調節機の停止に気付かず成形を継続
  • 金型温度調節機のヒーターの故障に気付かず成形を継続
  • 金型温度調節機のポンプモーターの故障による媒体流量不足に気付かず成形を継続

常に一定の熱交換を実現するトータルリンク

セミナー動画はこちら 19:41~

トータルリンク搭載の”金型温度調節機”でできること

1. ヒューマンエラーによる不良品の未然防止

 

成形中の金型温度調節機の媒体流量と温度変化を常時監視
温調時間不足監視Af (1)
  • 予備乾燥時間未達の材料は成形機に搬送されず、ロボットもスタートしない
  • 成形品質の確保&ヒューマンエラーの防止

 

温調機ホースの差し間違いを流量計にて確認可能

温調機ホース差し間違いAf (1)

  • 温調ホースの差し間違いをしても、ロボットのペンダントにエラー表示
  • ホースの差し間違いに気付いてすぐに修正できる

 

金型温度調節機の運転状況変化のお知らせ機能

0623-14

  • 周辺機器の運転状況の変化をロボットがお知らせ

 

2. 成形稼働中の不良品流出防止

自動運転中5-2

  • 成形稼働中の媒体流量と温度閾値監視とアラーム機能
  • 閾値を外れた成形品の取出しロボットによる自動識別

3. 不良発生時の後追い(トレーサビリティ)

不良品のトレーサビリティ|株式会社ハーモ

  • 金型温度調節機の媒体流量と温度のトレーサビリティーが可能

トータルリンク 

totallink@2x-1

トータルリンクは取出機が温調機、乾燥機などの周辺機器と繋がり、モニタリングすることでこれまで人がチェックしていた進捗管理や監視を自動で行うことができます。射出成形における自動化・品質向上・コスト低減を実現します。『トータルリンク』の資料をダウンロードする


 

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