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ハーモウェブセミナーレポート『自動化への第一歩!成形品ストッカーはこんなに便利』

ハーモウェブセミナーレポート『自動化への第一歩!成形品ストッカーはこんなに便利』

2023年6月21日(水)に開催したハーモウェブセミナー【自動化への第一歩!成形品ストッカーはこんなに便利】の動画といただいたご質問への回答を掲載いたします。ぜひご覧ください。

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ウェブセミナー内容

  1. 人手不足による省人化と省力化の課題(1:53~)
  2. 射出成形における人手不足による問題点(5:18~)
  3. ストッカー導入で事前に確認しておきたいこと(10:37~)
  4. ハーモのストッカーの特徴(14:23~)
  5. 成形品ストッカー導入事例のご紹介(27:17~)

 

01. 人手不足による省人化と省力化の課題

セミナー動画はこちら 1:53~

省人化と省力化のねらい

省人化及び省力化は、多くの製造業において業務効率化の手段として活用されています。省人化は人による作業工程を機械導入で代替することで人員を削減し、より付加価値の高い作業工程へ人員をシフトすることを指します。人による作業を見直して無駄を省き業務効率を高めることが省人化のねらいです。

夜勤対応への課題

背景

 

労働力人口の減少、作業者の高齢化、若年労働者の製造業離れ等

夜勤対応への課題

  1. 人材を募集しても人材を確保できない、採用してもすぐにやめてしまう、夜間勤務を受け入れてくれる人がいない等、夜勤対応の労働力の確保が難しく、「今のままでは24時間操業を継続することが出来なくなる」といった課題
  2. 現場作業者の高齢化や熟練者の減少は、無理が利かない、作業者のムラにより業務効率が低下するという課題

 

02. 射出成形における人手不足による問題点

セミナー動画はこちら 5:18~

段取り作業の省人化・省力化

  • 射出成形における段取り作業は「金型の交換」「材料の交換」「周辺機器の設定・起動・停止」「成形条件の変更」など多岐に及ぶ
  • 一部のお客様においては、金型の自動交換をされていますが、多くは人の手に依存されているのが現状
  • 周辺機器の設定・起動・停止や成形条件の変更についても、一部では条件の自動読み出しや、タイマーによる起動設定は行われているものの、これらの作業の多くは人の手に依存されているのが現状

製品検査の省人化・省力化

  • 成形された製品の外観や寸法、色調の検査の多くは人の手により行われている
  • 最近では、カメラ検査による製品品質の良否を自動化することで、省人化・省力化を実現されているお客様も見かけますが、多品種少量生産により実現できず、人の手に依存されている

箱詰め作業の省人化・省力化

  • 射出成形により生産された製品は、指定された箱へ詰める作業を必要とする
  • 多くは、製品落下による傷の防止と、一人の作業者の作業リードタイムを確保するため、製品取り出しロボットとベルトコンベアーを使用し、省力化を行われている
  • 箱詰め作業も作業者一人が受け持つ成形機台数の増加により、取り出しロボットとコンベアーの併用による省力化には限界がある

梱包作業の省人化・省力化

  • 成形機から取り出された製品は箱詰めされる製品もありますが、微細な機能部品などの多くは指定された個数を指定の袋に詰める作業を行うケースもある
  • 微細製品は決められた個数を数えた後に指定の袋に詰め、指定の伝票を添付した後、次の工程へ送られます。これらの一連の作業はパート社員の方などによる人手に依存していることが多く、省人化・省力化できずにいる作業であるといえる

特に夜勤者が行う作業 箱詰め・梱包

  • 日勤に比べて多くの作業者を割くのが難しい夜勤では段取り換えや製品検査まで人手を割くことが困難
  • よって、夜勤の作業を連続成形と製品の箱詰め作業に絞り込んで生産されている成形加工業者様は多い

夜勤者の作業を省人化・省力化に有効な機器

  • 夜勤者の作業を省人化・省力化するための自動化機器として、製品自動ストック装置と製品自動包装機は有効な手段です。

 

03. ストッカー導入で事前に確認しておきたいこと

セミナー動画はこちら 10:37~

確認のポイント

  • 対象製品の品目数と対象製品の成形する期間
  • 対象製品の成形サイクル1ショット当りの製品取り数
  • 対象製品を箱詰めする箱の選定と一箱当りの製品投入可能数
  • 重ねることが出来る製品かどうか

導入前の注意点

  • これらをもとに、希望無人運転時間から必要となる設備の占有面積をあらかじめ計算し、夜間の省人化機器を物理的に導入することが可能か検討しておくことをお勧めします
  • 条件によっては、希望無人運転時間を実現できなかったり、今の工場レイアウトに収まらず工場全体のレイアウトから見直しが必要になる等の課題が後から出てきてしまうことがあります

 

04. ハーモのストッカーの特徴

セミナー動画はこちら 14:23~

柔軟な仕様変更が可能

既にお客様が使用されているコンテナに併せ、柔軟に仕様変更が可能です。このため、新たにコンテナを購入する必要がなく、初期投資を抑えられます。社内のコンテナ管理も容易です。

コンテナへ中敷きを供給

直接重ねることのできない製品や、梱包形態が指定された製品にも対応し、コンテナへ中敷を供給できます。

ストッカー_中敷き供給
  • 成形されたトレーに中敷き供給装置でトレー内へ中敷きを置きます
  • 例えば生鮮食品加工業者様にトレーに中敷きを入れた状態で納品が可能です
  • また、精密成形品等、製品にホコリや傷がつかないようにするためにボール紙を供給することも対応可能です

パレタイズ専用ロボットと連動

パレタイズストッカー

製品取り出しロボットから直接箱詰めが不可能な製品に対応し、パレタイズ専用ロボットを組み込んで連動させる仕様も可能です。製品形状、取り数等により取出し機から直接置けないときに整列、組み立て等の処理後にパレタイズします。

AGV(無人搬送車)との連動

AGV実績

製品がストックされた箱を自動で搬送するAGV(無人搬送車)との連動も可能です。

 

インサートワーク供給の対応

インサートワーク供給

自動インサート成形のインサートワーク供給機としても使用可能です。ワークとインサート済成形品を同じストッカーで供給、ストックするため、ワーク供給専用機が必要なく導入コストとスペースを最小限に抑えることが可能です。

自動車部品のL・R対応

L・R部品は一見、同一形状の製品に見えますが、左右対称の形状をしており、製品管理上は別製品として管理する必要があります。(自動車のサイドミラー、ヘッドライト等)自動車部品のL・Rに対応した仕様のストッカーも取り揃えております。

LR製品対応ストッカー

  • L・R製品を別の箱に同時にストック
  • L・R混在を徹底防止、特殊対応
  • L・Rコンテナ2個持ちストッカー

高速箱換えサイクル対応

成形サイクルが早く、高速箱換えサイクル対応機種も取り揃えています。

ハイサイクルタイプのストッカー

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組み替えタイムは10秒以内。作業の効率化に貢献します

省スペース化

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L1600×W761×H1500で床占有面積がコンパクト



長時間ストック対応

長時間ストック対応の特殊仕様も取り揃えております。

長時間のストックが可能なSTPシリーズ

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投入コンベヤと排出コンベヤを組み合わせて長時間のストックが可能。ロボットが全ての製品をパレタイズします。

成形品の段積みも可能です

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ロボットの前後ストロークが足りなくても、ストッカーがスライドしてパレタイズアームが上下左右移動してエアタイプロボットにも対応。成形品の段積みも可能です。

長時間ストック対応(STP-V01 M型仕様)

工場レイアウトに応じて投入排出方向を最適にアレンジできます。

STP-V01M型仕様

 

長時間ストック対応(大容量リターンタイプ)

コンテナのリターン機能により、床専有面積が小さく、狭いストックスペースでも大容量のストックが可能。

STR-V02

 

ストッカーの製品ページをご覧ください

ハーモ製品サイト|ストックシステム&コンベヤの一覧|ogp (1)

 ストッカーの製品ページを見る

 

05. 成形品ストッカー導入事例のご紹介

セミナー動画はこちら 27:17~

インドネシアユーザー様 STPを導入

導入前

  • 自社製のストッカ装置を使っていたがストックできる時間が2時間ほどで短く、夜間に人がケアしなければいけなかった。

導入後

  • STPを導入し、8時間ストックできるように。夜間にケアする必要がなくなった
  • 日本円で換算すると年間240万円のコスト削減に
    • 時給1,000円✕8時間✕25日/月
    • 年間240万円の人件費削減

国内ユーザー様 STRを導入

導入前

  • 中小企業で夜間稼働時に1台か2台の稼働でも経営者が何度か来て、コンベア上の製品を片付けていた(小ロット生産)

導入後

  • STRをタイプ導入し、8時間ストックで年間240万円の人件費削減
  • 成形機1号機~5号機で共通のコンテナとストッカーを使い、日替わりで夜間運転させることに成功した

 

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ハーモの製品サイト

製品サイト_罫線つき_ogp

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