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ハーモWebセミナーレポート『ワンタッチツールで段取り替え作業をスマートに。便利な新型チャックパーツのご紹介』

ハーモWebセミナーレポート『ワンタッチツールで段取り替え作業をスマートに。便利な新型チャックパーツのご紹介』

2024年3月22日(金)に開催したハーモウェブセミナー『ワンタッチツールで段取り替え作業をスマートに。便利な新型チャックパーツのご紹介』の動画といただいたご質問への回答を掲載いたします。ぜひご覧ください。

ウェブセミナー資料をダウンロードいただけます。

20240322-seminar

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ウェブセミナー内容

  1. 射出成形現場で手間のかかる段取りとは
  2. 段取りに何秒かかるか検証してみよう
  3. ワンタッチで段取替え可能なツールのご紹介
  4. 新型チャックパーツのご紹介

 

01. 射出成形現場で手間のかかる段取りとは

セミナー動画はこちら 2:07~

段取りとは

もともとは、歌舞伎の構成や展開のことを示す言葉で、物事を行う順序や、手順・準備のことを指します。「段取り八分(はちぶ)」などとして使われ、「物事が成功するかどうかは事前準備で80%が決まる!」とよく言われたりしています。

射出成形の段取り3要素

  1. 外段取り:射出成形機を止めなくてもできる作業
  2. 内段取り:射出成形機を止めないとできない作業
  3. ムダ :段取り作業に関わるさまざまなムダな作業(例:器具を探したりする作業など)

段取り時間の短縮は必須の取り組み

  1. 内段取り作業の外段取り化(機械を停止せずに済む外段取りへの変更)
  2. 外段取り・内段取りの各工程におけるムダの排除
  3. 治工具の活用
  4. 段取り作業の自動化(RPA化)
  5. ヒューマンエラーの削減と防止

クローズアップされる段取り時間の短縮

  1. シングル段取り:10分以内に、内段取りを終わらせること
  2. ゼロ段取り :3分以内に、内段取りを終わらせること

特に最近では下記2点がクローズアップされ、射出成形現場における段取り時間の短縮は、生産性向上や、企業の競争力向上に欠かせない解決課題であることは間違いありません。

02. 段取りに何秒かかるか検証してみよう

セミナー動画はこちら 7:41~

待機ニッパ枠交換

従来の待機ニッパのスライドレールの位置を調整し、ニッパを工具を使って取り付ける。

1分55秒 → 15秒

チャック板交換

エア配管を外し4本のネジを工具を使って外し、次のチャック板に交換。

1分31秒 → 15秒

材料輸送ホース交換

予め装着されているホースのホースバンドを工具を使って外し、次のホースへ工具を使って装着。

31秒 → 14秒

 

03. ワンタッチで段取替え可能なツールのご紹介

セミナー動画はこちら 11:58~

ワンタッチ待機ニッパ

セミナー動画はこちら 12:14~

nipper_frame_one_hold_TXTY_for_mold_A

待機ニッパによるゲートカット位置設定の課題

  • ニッパの位置設定のシビアさと作業者の負担
  • 待機ニッパにおける位置設定

「ワンタッチ待機ニッパ」の特長

ワンタッチ機構の特徴1_段取り時間の短縮

  • 待機ニッパ枠に「ワンタッチ機構」を採用
  • 金型ごとにニッパ枠を用意し、段取り時間の短縮を実現
  • たったの30秒で取付完了

位置再現性

ワンタッチ待機ニッパの特長_角度調整機構

  • ニッパ枠に角度調整機構を設置
  • 金型設置時に発生する「θ方向のずれ」に対して、ニッパ枠で角度調整を行う

 

ニッパアジャスタツール

セミナー動画はこちら 16:59~

縦型トラバース取出ロボットと成形品ストッカー

ニッパアジャスタツールの種類 (1)

ニッパアジャスタツールの機能 (1)

  • ニッパの位置調整時のねじ、工具不要で段取り時間を1/3に短縮!(当社比)
  • ニッパアジャスタはニッパの脱着や、ニッパの上下位置、角度の微調整が簡単
  • 手を放してもスプリングが効いて位置をキープできるので、片手で調整できるため、作業効率が向上
  • また、増し締めもワンタッチレバーで可能なため、従来の様に六角レンチで増し締めしたときの位置ずれにくい

 

スマートハンドアダプタ

セミナー動画はこちら 19:15~

スマートハンドアダプタ

チャック板交換における悩み
  • 配線、配管、取付ボルト(4本)全てをやり直しのため、時間がかかる(最低10分)
  • 位置決めがあいまいなので、チャックトライの時に再度位置合わせのための教示必要
  • チャック板を間違えて取り付ける事がある
  • 配線や配管の位置を間違える事がある
スマートハンドアダプタを使うメリット
  • ワンタッチで取り付け可能。電気ポート、エアポート付で配線配管不要。時間15秒
  • 位置決めピンがあるので、チャックトライ時の再現性が高い
  • 自動チャック交換時、違うチャック板ではエラー表示が出るためミスが生じない
  • 電気ポート・エアポートにより、配線・配管のヒューマンエラーがない

 

ワンタッチアタッチメント

セミナー動画はこちら 21:37~

金型交換に伴うチャック板交換の段取り時間を大幅に短縮

ワンタッチアタッチメント

 

ワンタッチカプラ

セミナー動画はこちら 23:02~

樹脂輸送用ホース接続ワンタッチカプラ|株式会社ハーモ|ogp (1)

課題 多様化する樹脂の色彩への対応

  • 色別に樹脂換えの頻度は上がり、段取り時間の短縮、生産性の向上に影響
  • 多様化する成形品に対応して、さまざまな色彩の樹脂が供給されているため、樹脂の着色を専門に行なう加工業者へ依頼したり、マスターバッチを活用したり、ドライカラーを活用するなど、多様化する色彩への対応が行われている
  • 樹脂換えの度に清掃するので、多くの作業時間が必要となる
  • 射出成形の多品種少量生産においては、製品毎に複数の作業工程が存在する。その中でも、樹脂換えに関しては「射出シリンダースクリュー内の樹脂換え清掃」「乾燥機の樹脂換え清掃」「樹脂を輸送するホースの樹脂換え清掃」があり、多くの作業時間を必要

樹脂輸送ホース脱着の課題 「安全性」と「段取り時間」への課題

  • 成形機上のホッパーに締結されているホースの交換は、成形機上で工具を使っての作業となるそのため、ホースがはめ込まれている
  • 金属フランジとホースの密着度が高く、外しにくいため作業時間が掛かる
  • 樹脂の種類や色が増えることでホース交換の作業回数は増加し、作業時間が増加する

材料ホースの脱着時間を劇的に短縮!「樹脂輸送用ホース接続ワンタッチカプラ」

ワンタッチカプラ1

  • ホース1本当りの脱着時間はわずか数秒で完了
  • 材料ホースをフランジに固定したままカプラを押し込んだ状態で、簡単にホースを脱着が可能。ホース1本当りの脱着時間はわずか数秒!
  • 簡単操作で段取り時間を短縮。作業者の安全性も向上
  • 工具を使いホースバンドを緩め、ホースとフランジの両側を把持したままホースをひねって外す作業と比較すると、格段に段取り時間を短縮
  • また、工具を使わずホースの脱着を行えるため、成形機上の高所作業による工具の落下事故防止や、作業者自身の安全確保も実現

ワンタッチカプラ2

 

新型チャックパーツのご紹介

セミナー動画はこちら 28:05~

ワーク確認用センサの調整不要な新レバーチャック

レバーチャック (1)

製品ページを見る

チャック用アタッチメント(製品サイト)

 

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製品サイト_罫線つき_ogp

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