自動車用L・R部品
自動車に搭載されるヘッドライト、サイドミラー、ドアノブ、ウィンカーランプ、これらのプラスチック部品は射出成形にて製造されています。 左右対称で同一形状の自動車用LR製品の多くはサイドゲートによるセット取りで成形され、成形の後工程ではゲートカットを必要とします。
L・R部品は一見、同一形状の製品に見えますが、左右対称の形状をしており、製品管理上は別製品として管理する必要があります。
L・R部品サイドゲートセット取りのメリットと課題
サイドゲートセット取りのメリット
L・R部品は肉厚の製品や比較的大きな製品であるため、ゲートによる圧力損失が少なく成形条件が安定するサイドゲートを採用するケースを多く見かけます。またL・R部品は製品形状が同一でセット取りと相性が良く、成形条件を出しやすいことから、サイドゲートのセット取り金型を多く見かけます。サードゲートの金型では「金型制作費用が安く済む」「構造が単純で壊れにくい」等のメリットもあります。
サイドゲートセット取りの課題
一方、サイドゲートはゲートカットを必要とし、カットしたゲート口の痕が残るデメリットがあります。L・R製品は外装品や3次元形状の製品が多く、見えにくい位置や標準のニッパでは切断しずらい位置にゲートがあります。このため、「特殊ニッパでカットする」「斜めにカットする」「ヒートニッパでカットする」「幅広のゲートをカットする」等、ゲートカットが複雑になる課題があります。
また、L・R部品は混在して納品されると、次工程の生産に支障を及ぼすため、確実にLとRを別けて管理できるストック装置を必要とします。 人による作業ではうっかりミスよるL・Rの混在やゲートカットミス等の課題もあるのではないでしょうか?
複雑なゲートカットの課題を解決
複雑なゲートカットに対応、姿勢サーボ
- 3次元形状の製品のゲートカットや斜めに入り込んだゲートカットには「サーボ駆動による姿勢制御」にて自由自在な位置でのゲートカットを実現
製品ページを見る
特殊ニッパ・ヒートニッパ
- 製品外観上の理由からゲートカット口が見えないジャンプゲートに対応
- 幅広のゲートにも対応
- ポリカーボネートやアクリル等、ゲートカット口が白化する課題を解決
製品ページを見る
フリーゲートカットポイント標準装備のHRXⅢ
- ロボットプログラムにおけるゲートカットポイント数に制限が無い
- 設定が簡単便利なフリーゲートカットポイントを標準装備
製品ページを見る
段取り時間大幅短縮、新型待機ニッパユニット
製品ページを見る
間違えやすいL・R部品のストック課題を解決
L・R製品に対応、姿勢サーボ
製品ページを見る
L・R製品対応ストッカー
- L・R製品を別の箱に同時にストック
- L・R混在を徹底防止、特殊対応
- L・Rコンテナ2個持ちストッカー
製品ページを見る
ダウンロード資料をご活用ください
自動車業界の皆様のお役に立つ資料をご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。
自動車業界向け特設ページ
自動車業界向け特設ページをご用意しています。ぜひご覧ください。
その他の自動車関連記事