● レポート

ハーモウェブセミナーレポート『リサイクル率を2倍にする『粒断機』がモデルチェンジして新登場!』2021/1/27開催

ハーモウェブセミナー『リサイクル率を2倍にする『粒断機』がモデルチェンジして新登場!』レポート

2021年1月27日(水)に開催したハーモウェブセミナー【リサイクル率を2倍にする『粒断機』がモデルチェンジして新登場!】の動画といただいたご質問へのご回答を掲載いたします。ぜひご覧ください。

射出成形の基礎知識と課題解決については下記コンテンツをご覧ください。
射出成形とは|基礎知識と課題解決

セミナー内容

  1. 材料原価を低減する10のチェックポイント
  2. 材料原価をどのくらい減らせるか検証してみよう!
  3. 粒断機を導入していただいたお客様の事例紹介
  4. モデルチェンジした「SPCⅢシリーズ」の紹介

いただいたご質問とご回答

Q1 処理能力は1時間当たり何キロくらいになるのでしょうか︖

スプルー・ランナーの形状や太さにより処理能力は変化します。
弊社の試験では、取出機による間欠投入で、最大9kgから12kgです。
測定に用いたスプルー・ランナーは硬質材専用機ではPA6 GF20%、最大径4mm、質量4gです。
軟質材専用機ではエラストマー、最大径6mm、質量3gです。

Q2 御社のSPCIIで粒断していただいたリサイクル材 (GF入りPA) を100%使用して実際に成形してみましたが、流石にバージン材と比較すると計量時間と材料の粘性がばらつき、成形品質も(問題ない範囲ですが)ばらつきました。これは再生材の使用比率を調整する、あるいは計量条件の調整などで改善可能でしょうか?

成形に関することなので、お答えするのは難しいですが、再生材の使用比率を調整して問題のない範囲でのリサイクル成形をお願いいたします。

Q3 材料の粒が揃っていることを定量的に評価する方法はありますか︖

粒断材を5種類の「ふるい網」使い分類・評価しています。
網目サイズは5.6mm、4.0mm、2.8mm、2mm、1.0mmです。

Q4 粉砕機だと粉砕材への金属異物の混入が懸念事項としてあるのですが、御社の粒断機ではどうでしょうか?

粒断機についても、スプルー・ランナーにまぎれて金属が入ると、刃物が破損します。金属混入の心配がある場合は、ホッパー投入口、またはタンク内のマグネット(オプション)の取付をお勧めします。

Q5 SPCIIIは上部がアクリル製で販売していますか︖

全面アクリル製のホッパーは展示用になりますので販売はしていませんが、標準のステンレス製ホッパーにアクリル製の窓を取り付けることは可能です。取付位置・大きさ・個数などのご指定があればお見積りをいたします。

Q6 ランナーではなく成型品はどれくらいのサイズ・厚さまで粉砕できますか︖

粒断機はスプルー・ランナー専用なので、成形品を粒断することはできません。また、仮に製品を投入しますと、スプルー・ランナーよりも処理時間がかかり、粒断材の品質が悪化します。具体的には粉が多くなるので、安定した成形が損なわれます。何卒ご了承の上ご検討願います。

 

SPCⅡ/SPCⅢ シリーズ

粒状にきれいにカットする粒断機です。
特殊な機構により、粉や静電気、熱の発生も極力抑えることができます。運転音が静かで掃除も簡単な人気の製品です。

 

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