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ハーモウェブセミナーレポート『労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール』2022/1/26開催

ハーモウェブセミナーレポート『労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール』2022/1/26開催

2022年1月26日(水)に開催したハーモウェブセミナー【労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール】の動画といただいたご質問への回答を掲載いたします。人手不足でお悩みの企業様はぜひご覧ください。

生産性向上に貢献する資料をご用意しました

労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール|ハーモのダウンロード資料

セミナーの資料をご覧いただけます。ダウンロードしてご活用ください。

『労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール』の資料を見る

 

ウェブセミナー内容

 

減少し続ける生産年齢人口の現状と課題(1:54~

生産年齢人口の減少と課題

今後15年で16.1%以上の生産性向上が必要

厚生労働省によると日本の生産年齢人口は、2020年7508万人から2036年には6300万人へ減少すると予測されています。また、2020年の平均就業者数は6678万人で、生産年齢人口に対する就業者数の割合は、88.9%に留まります。

生産年齢人口 (1)出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)

就業者数の割合が同じだとすると、2036年の就業者数は5600万人となり、2020年に比べ1000万人以上減少する事が予測され、今後15年で16.1%以上の生産性向上が必要となります。

射出成形現場での人手不足が深刻化

4件の求人に対して1人しか労働者がいない

  • 生産工場の重要な労働力である外国人の技能実習生は新型コロナの影響に日本への渡航が困難である(現在入国禁止)
  • 2021年11月時点での有効求人倍率(※全業種)は全国平均で1.15
  • プラスチック製品製造工場は3~4倍

 

人手不足が進む中での生産性向上に必要なこと(4:41~

人を雇うことに対するデメリット

  • 会社をやめてしまう
  • 仕事を怠けてしまう
  • 作業の質がバラバラ
  • 休憩、休日が必要・賃金が伴い、雇用コストがかかる
  • 夜勤だと割増賃金が必要

人手不足が進む中での生産性向上に必要なこと

射出成形の製造工程における“自動化・省人化”が必要

経済産業省/厚生労働省/文部科学省による『2018年版ものづくり白書「概要」』で行った製造業調査によれば、製造の現場力の維持・向上に関する課題において、「ロボットやIT、IoTの導入・活用力」や「先端技術の導入・活用力」が特に大きいという調査結果が出ています。

 

生産性向上・自動化・省人化に貢献する
ハーモの製品群

 

① 取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」

② 自動化で生産量を2~3倍にする「製品自動ストッカー」

③ 射出成形のRPAを推進する「トータルリンク」


 

① 取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」(7:02~

ポイント1:生産性の向上

取出しタイムが62%短縮

  • エア駆動スイングタイプ「EX4」の取り出しタイム:2.1秒
  • 一方の「EXZⅡ」の取り出しタイム:0.8秒
  • 取出タイムが62%短縮

この違いが生産性に与える影響とは?

取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」

  • 1ヶ月で464,760個増加
  • 生産性は15%アップ
  • 生産性の向上に貢献

限られたスペースの中で“効率よく生産をあげる”ことが可能

取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」の説明画像

  • 第二下降の位置が任意で設定可能
  • 成形機の近い位置でゲートカット装置が置けて、省スペース

ポイント2:段取り時間の短縮

取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」|段取り時間の短縮の説明画像

段取りの工程が大幅短縮(5工程→1工程)

エア駆動EX4タイプの場合(段取り時間5分)
  1. 成形機に登る
  2. エアの圧力を下げる
  3. エアストッパーを緩める
  4. 位置調整して増し締めし、エア圧力を戻す
  5. 成形機から降りる
EXZⅡタイプの場合(段取り時間30秒)
  1. 前後上下軸にサーボモータを採用することで、手元のコントローラで調整が完了

段取り時間は「5分→30秒」で完了。
特に成形機を多くご使用のお客様には、段取り時間短縮に大きく貢献します。

 

『ポイント3:安全性の確保

取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」|安全性確保の説明画像

今までのエアタイプの「起こり得る問題」

作業者が成形機に上り、工具を使って調整するため、リスクが多数
  • 作業中に成形機から滑り落ちてけがをする
  • 工具を落とし、金型を傷つける
  • 粉砕機に工具を落とし、刃を破損する

EXZⅡの場合

作業者が成形機に上らず手元で調整できるため、リスクが少ない
  • 手元作業
  • 成形機に上らない
  • 手元での調整作業ができる

2軸サーボ駆動スイングタイプロボットEXZⅡが可能にしたこと

作業者の安全性が確保できます!

日々忙しくされている射出成形の現場において、職場の安全性は非常に重要です。
射出成形加工業者様の職場の安全環境の確保に関して、私たち株式会社ハーモでは「ハード」「ソフト」の両面からお客様へ価値提案をさせて頂いています。

成形現場の安全性については下記の記事をご覧ください。

『射出成形現場の安全への取り組みは十分ですか?』ページを見る

 

『EXZⅡシリーズ』を動画でご案内

 

自動化で生産量を2~3倍にする『製品自動ストッカー』(13:00~

製品ストック装置を導入すべき5つのチェックポイント

  1. その成形品は長期にわたって量産される
  2. コンベヤを使って落下させていて打痕や傷がついて困っている
  3. 箱詰めのために作業者がつきっ切りで作業していて、手が離せない
  4. 作業者によるカウントミスや作業ミスなどのヒューマンエラーを防ぎたい
  5. 24時間成形(夜間運転含む)している、もしくは行いたいが人材が集まらない

ストック装置で費用対効果がどのくらいで出るか検証してみよう!

検証例:ストッカー導入で削減できる金額は924万円
  • 24時間成形交替勤務
  • 成形品を作業者が箱詰めしている状態
ハーモのストッカーが選ばれる理由

お客様のコンテナに合わせてカスタマイズできる

ハーモストッカーのバリエーション

スタンダードモデル「STP-V01/02」

スタンダードモデルストッカー「STP-V01/02」

  • 投入コンベヤと排出コンベヤを組み合わせて長時間のストックが可能。アームが上下左右するため位置決めが簡単
  • ロボットがすべての製品を並べることもできますし、ロボットが置くところは一定にして、ストッカーのアームをを上下前後させて位置決めすることも両方できます
  • ですからロボットの前後のストロークが足りなくてもストッカーがスライドして並べることも可能。一番オーソドックスなタイプ

リターンタイプ大容量モデル「STR-V01」

リターンタイプ大容量モデルストッカー「STR-V01」

  • コンテナをリターンさせることができ、大容量のストックも可能
  • コンテナをリターンさせることで、同一箇所で投入と排出が可能

ハイサイクル対応箱型タイプ「STH-V01」

ハイサイクル対応箱型タイプストッカー「STH-V01」

  • ハイサイクルタイプのストッカー
  • 箱替えタイムは10秒以内
  • 省スペース化(床占有面積がコンパクト)

ハーモの成形品自動ストックシステムを動画でご案内

 

 

③ 射出成形のRPAを推進する「トータルリンク」(19:10~

RPAとは

Robotics Process Automation(ロボットによる業務自動化) RPAのわかりやすい機能は、「これまで人が行なっていたパソコン作業・デスクワーク(表計算、メール、期間業務システム)を自動化する」というものです。
AI、IoT、ビッグデータなどと比べ、認知度・活用率も低いRPAですが、間接部門の生産性向上のツールとして着目され始めています。

RPAの導入メリット

  • 手作業の業務を減らせ、効率化を促進できる
  • ヒューマンエラー・作業ミスの防止
  • 業務効率化によるコスト削減
  • 時間の有効活用で、より付加価値の高い業務に注力できる
  • 夜間運転・24時間稼働に貢献できる

射出成形のRPAを推進する『トータルリンク』

射出成形のRPAを推進する『トータルリンク』

トータルリンクとは?

周辺機器の「設定」「起動」「停止」を一括で管理し、射出成形の自動化・品質向上・コスト低減を実現するハーモのオリジナル製品です。

トータルリンクの役割

トータルリンクは射出成形の周辺機器と繋がり、モニタリングすることでこれまで人がチェックしていた進捗管理や監視を自動で行うことができます。

  • 周辺機器と繋がり、各機器の設定・起動を一括管理する
  • 周辺機器のモニターや監視を行う(モニタリング)
  • 成形工場全体の進捗を管理する
  • モニタリングを行い、データを元に状況に沿った適切な指示を出す
  • モニタリングを行い、データを保存し、トレーサビリティに活かす

周辺機器の「設定」「起動」「停止」を一括管理

  • 手作業の業務を減らせ、効率化を促進できる
  • ヒューマンエラー・作業ミスの防止
  • 業務効率化によるコスト削減
  • 時間の有効活用で、より付加価値の高い業務に注力できる
  • 夜間運転・24時間稼働に貢献できる

Before:それぞれの周辺機器を個別に設定する必要があった

Before「それぞれの周辺機器を個別に設定する必要があった」の説明画像

周辺機器によって起動タイミングが別れるため、これまで作業者は各周辺機器ごと、数回の周辺機器の設定・起動作業を行う必要があり、作業工数の削減ができませんでした。

After:周辺機器の設定値が入っていいて自動で設定・切替

After「周辺機器の設定値が入っていいて自動で設定・切替」の説明画像

トータルリンク導入後は各機器毎の温度設定や起動時間を取り出しロボットから自動で設定・起動することができるため、作業工数を大幅に削減することが可能となります。その他、このような機能で作業の負担を軽減することができます。

成形終了時、作業者の手を掛けずに周辺機器を自動で停止

TOTALLINL-3 (1)

今までは、生産終了後ロボットが運転停止したあと、すべての周辺機器の運転停止をしないといけませんでしたが、トータルリンクでは作業者の手を掛けずに周辺機器を自動で停止させることが可能です。さらに無駄な電気代も抑えることも可能。

成形終了時、ホッパーからの回収作業を不要に

」の説明画像

今までは、ロボットが停止するまで材料を無駄に供給していましたが、成形終了に併せて最小限必要な材料をホッパーに送ることで、成形終了時のホッパーからの回収作業を最小限に抑えることが可能。

成形終了時、自動冷却、エアパージで作業者の負担を軽減

「成形終了時、自動冷却、エアパージで作業者の負担を軽減」の説明画像

今まではロボット自動運転停止後、作業者が金型の冷却とエアパージを手動で行っていましたが、ロボットが温調機に冷却、パージを自動で指示することで、作業者の負担を軽減することが可能。

不良品かもしれない製品を取り出しロボットが自動選別(実演)(24:00~

Before:乾燥温度や温調機の水量の変化があっても通知がなく、成形がストップ

Before「乾燥温度や温調機の水量の変化があっても通知がなく、成形がストップ」の説明画像

作業者が自動運転中に周辺機器の微妙な変化で運転停止しているのに気付かず、対策を取れず不良がでてしまうことも。このような時成形を止めずに設備異常に対応したい。

After:ロボットの常時監視で作業者の負担を削減

After「ロボットの常時監視で作業者の負担を削減」の説明画像

乾燥温度や温調機の水量の微妙な変化があるとアラームで通知して、成形を止めずに設備異常に対応。作業者の周辺機器の管理・監視頻度を削減させると共に、製品品質管理の自動化と作業頻度を削減させることで、生産性向上の実現をサポート。

トータルリンクの導入でロボット自動化を実現し、
射出成形の生産性向上にお役立てください。

『トータルリンク』のページを見る

 

動画でもセミナーをご覧いただけます

 

生産性向上に貢献する資料をご用意しました

労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール|ハーモのダウンロード資料

『労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール』の資料を見る

ダウンロード資料の内容です

  • 減少し続ける生産年齢人口の現状と課題
  • 人手不足が進む中での生産性向上に必要なこと
  • 生産性向上・自動化・省人化に貢献するハーモの製品群
    • ①取出タイムの速さで生産性アップに貢献する「EXZⅡシリーズ」
    • ②自動化で生産量を2~3倍にする「製品自動ストッカー」
    • ③射出成形のRPAを推進する「トータルリンク」

こんな方におすすめの資料です

  • 設定に手間がかかる(射出成形機オペレーター様)
  • 設備異常で停止しても気付きにくい(生産ライン管理者様)
  • 生産設備の問題点が特定できない(品質管理者様)
  • 人手不足や4M変動解決のためにRPAを推進したい(工場責任者様)
  • 生産性を向上してコストダウン、利益向上につなげたい(経営者様)

人手不足対策や生産性向上にご活用ください。

『労働力減少に対抗するハーモの生産性アップツール』の資料を見る

 

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製造業の人手不足は全国な課題ですが、射出成形の場合、周辺機器の活用で解決できることもあります。

射出成形周辺機器の国内唯一の総合メーカーであるハーモだからこその製品群で皆様のお悩みを解決できるかもしれません。お気軽にお寄せください。

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